大阪府議会議員 かじき一彦 公明党

府議会府民文化常任委員会で質疑

12月1日(月) 晴れ

 この日は①大阪スマートシティパートナーズフォーラム(OSPF)②新たな舟運ルートの発掘・創出事業③OSAKA ART MARKET④大阪府立国際会議場の国際会議成約件数、の4項目につき、2024年度決算をもとに質疑しました。(写真)

 ①は市町村の抱える地域・社会課題の解決や住民サービスの向上を目的として法人会員の会費収入を活用し、市町村と民間企業が連携・協働する仕組みです。

 24年度は「スマートヘルスシティ」「子育てしやすいまちづくり」など6件の実証プロジェクトをしました。このうち、貝塚市での不登校対策支援は25年度から事業化されたとのことです。

 府内43全市町村と企業や大学など約400団体で構成するOSPFの活動を活性化すべく、専用サイトを通した相互の情報発信を促しています。デジタル化の恩恵を府内どこにいても受けられるよう求めました。

 ②は大阪港と神戸港を結ぶクルーズ船事業を取り上げました。24年11月に舟運や観光関連など事業者向け、25年1月に市民向けのクルーズがあり、それぞれ60人、140人が体験しました。

 市民向けクルーズに参加した人の約9割が高い評価をし、約8割が「また参加したい」と答えてくれたとのことです。大阪ー神戸間を移動するだけなら電車をはじめとする陸路のほうが早くて安いのが現実です。大阪港発のクルーズの可能性を探るうえで関係機関との一層の連携を求めました。

 ③は多くの方にアートに触れる機会を提供し、これからの活躍が期待できる若手アーティストの支援が目的です。24年度は「推しを持ち帰ろう。アートをもっとカジュアルに。」をコンセプトにグランフロント大阪北館1階の広場で開催、2日間で5000人を超える来場者がありました。

 アーティストと来場者が会話を楽しむ機会を設けただけでなく、音楽に合わせたライブドローイングなどのイベントも合わせ、アートに興味を持ってもらえる工夫をしたとのことです。

 私からは最後に一過性のイベントで終わらせるのではなく、現代アートを生かしたまちづくり、魅力づくりを進めるべきだ、との視点で要望をしました。

 ④は国際会議成約件数が24年度は40件だったことに触れ、駆け込み需要で膨らんだ23年度より件数は減ったものの、当初目標を上回った理由をお聞きしました。

 大規模修繕工事による休館期間中に首都圏など遠方の会議主催者に集中的な営業活動をしたこと、ホームページを全面改訂して施設の魅力発信に努めたことなどの答弁がありました。

 この日の質疑の様子は大阪府議会YouTubeチャンネルで見ることができます。リンクはこちらです。

 https://www.youtube.com/channel/UCiFRocwAr7YBbvKcnnxsxHA


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