大阪府議会議員 かじき一彦 公明党

ギャンブル等依存症対策を聴取

9月22日(木) 晴れ

 この日は厚生労働省と内閣官房の担当者にギャンブル依存症対策に関し、国の取り組みや現状などを伺いました。(写真)

 国は今年度、ギャンブル等依存症対策推進基本計画を改訂しました。広く国民に啓発するための広報や、有識者会議の開催、都道府県が計画を作る際の支援などの予算を計上しています。

 ギャンブル等依存症になった人には多重債務などの問題が複合的に絡み合っている事例も多いそうです。依存症の治療もさることながら、医療機関だけでなく、幅広い相談体制を整えることが重要になる、とのことです。

 大阪はカジノを含む統合型リゾート(IR)の開業を2029年に控えています。今でもパチンコなどが原因でギャンブル等依存症に悩んでいる方がいます。

 府は2023年度から始まる新たなギャンブル等依存症対策推進計画に向け、現行計画の改訂作業を進めています。困っている人に救いの手が届くよう、こちらも提案をしていきます。

写真

瀬戸内国際芸術祭を視察

9月8、9日(木、金) 晴れ

 会派の有志議員で3年に一度開催される「瀬戸内国際芸術祭2022」を視察しました。

 初日は瀬戸内海に浮かぶ直島(香川県直島町)へ行きました。最初に訪れた安藤忠雄氏設計の「ベネッセハウス」は1992年、「自然・建築・アートの共生」をコンセプトに美術館とホテルの機能を兼ね備えた施設として開館しました。

 ここで(公財)福武財団の金代健次郎理事より「現代アートによる過疎地再生の取り組み」と題し、説明をいただきました。(写真1)

 同財団の福武總一郎理事長がなぜ直島に現代アートを持ち込んだ理由として①近代化、都市化への強い疑念②在るものを生かし、無いものを創る③人はいい地域に住むことで幸せになれる④お年寄りの笑顔があふれる直島に⑤瀬戸内海からの新しい文明観の発信⑥公益資本主義を目指す、の6点を挙げていました。

 「その場所に本来あるものに魅せられる。引き立てる道具が現代アート」と金代理事。海外の有名な旅行ガイド「ロンリープラネット」は日本で訪れるべき10カ所として東京、京都に続き第3位に直島を取り上げるほどになっています。

 説明をお聞きしたのち、ベネッセハウスミュージアム(写真2、3)、ヴァレーギャラリー(写真4、5)、李禹煥美術館(写真6、7)、地中美術館(写真8)を訪れました。「現代アートは見る側の役割が大事で、自然や季節などその時々で感じ方は違う。それがリピーターにつながる」との金代理事の言葉を実感しました。

 翌日は高松市へ移動し、香川県の担当者にお話を伺いました。(写真9)

 2003年、福武財団理事長が大地の芸術祭を新潟県十日町市他)を視察。厳しい環境、風土での地域づくりとして、アートを活用し、一度限りではなく次が待ち遠しくなるようなものだったそうです。

 2004年「瀬戸内アートネットワーク構想」を発表。県庁の若手職員が3年に1度の開催を知事に提言したことと合わせ、瀬戸内国際芸術祭へつながっていきました。

 2010年から3年ごとに(春・夏・秋)の3会期にわけ概ね100日程度、瀬戸内海の有人島(香川・岡山)の一部で現代アート・建築200作品を展示しています。

 芸術祭の特徴として①島が会場②島の歴史・文化の違い ③作品が地域をあらわす④地域・ボランティアが関わる⑤多彩な味わい方 ⑥企業とのコラボレーションの6つが挙げられます。

 来場者の傾向は60%以上が女性、特に、20〜30代の若い世代が多いとのこと。 リピーターも約40%いるそうです。過疎の島への移住も進み、男木島(高松市)では、2014年に6年ぶりに小学校が再開、中学校も3年ぶりに再開したとのことです。

 おまけの1枚。直島の港を出港する際、手を振っている母娘がいました。私に振ってくれているわけではありませんが、とてもいい風景を見せてもらいました。(写真10)

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写真9

写真10